新年のごあいさつ
持続可能な経営基盤を確立し、地域営農を守る
代表理事組合長 石山 德行
新年あけましておめでとうございます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。輝かしい令和4年の年頭にあたり、組合員ならびに地域の皆さまのご健勝を心からお祝い申し上げます。旧年中は、当JAの各事業に特段のご理解とご協力を賜りましたことに、心より感謝を申し上げます
令和3年も新型コロナウイルス感染症の蔓延により、新潟市内でも多数の感染者が確認され、当JAでも感染拡大の防止、組合員・役職員の健康維持、事業継続の観点から感染防止対策を徹底し事業を進めてまいりました。感染者は激減しておりますが、一刻も早い事態の収束を願っております。
令和3年の管内農業は、記録的な豪雪、夏場の猛暑、お盆過ぎの低温日照不足、9月下旬の高温乾燥など、極端な天候不順の影響を受けました。稲作では作況指数95「やや不良」となりましたが、土作りや猛暑に対応した飽水管理が徹底され、高い一等米比率を確保できたことは生産者一人一人の努力の賜物と感謝申し上げます。
また、全国作況指数は101となり豊作になったことに加え、コロナの影響による業務用米の需要の減少、食用米消費量が想定以上に減少したことから、本年の作付けにおいても需要に応じた品種構成や水田をフル活用した水田活用米穀の生産にもご協力をお願いいたします。野菜や果樹でも春の霜害や天候不良の影響で収量、価格ともに平年を下回りましたが、美味しさでは高い評価をいただいており、今後もJA新潟市産農産物の生産と販売に最大限の努力を重ねてまいります。
さて、令和4年度は中期3カ年計画の初年度となります。10年後の目指す姿を示し、その目指す姿の実現に向けて、これから3年間着実に成果をあげていかなければなりません。持続可能な経営基盤を確立し、強化していくため営農施設や集荷施設の集約整備、金融施設の集約や窓口機能の変更等の事業改革に取り組んでまいります。時代の変化に対応しながらも組合員の営農と暮らしを守る改革であり、ご理解をいただく努力を重ねてまいります。
今年も組合員、地域の皆さまのより一層のご支援とご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。