年頭のご挨拶

組合員・地域の皆さまの「よりどころ」となるJAづくりを目指して


組合員、地域の皆さま、新年明けましておめでとうございます。
昨年中JAにお寄せいただきましたご指導、ご理解、ご協力に対し、衷心より感謝し厚く御礼申し上げます。

平成26年度産米の集荷検査結果はJAへの出荷全品種が、対計画比100%超えとなり、収量的にはまずまずの出来となりましたが、こしいぶきの品質については、出穂期の高温障害の影響もあり、一等米比率が72%にとどまる結果となりました。主力のコシヒカリについては一等米比率94%と目標値の95%に迫る高品質で、消費者のもとへ安全・安心な良質米がお届けできるものと嬉しく思います。

JA新潟市は、昨年6月21日に中央区清五郎に全面開業した「いくとぴあ食花」内に「いくとぴあキラキラマーケット JA新潟市直売所」をオープンいたしました。地元の農産品を多数取り揃えた直売所には、連日多くのお客様が来店され、特に週末には旬の農産物を買い求める来店者で終日賑わいをみせております。直売所オープンから半年が経過し、いくつかの課題も見えてまいりましたが、色々な角度から、検討、改善を重ね、認知度を高め、JAと生産者と消費者がともに交流できる場としての施設を目指してまいります。

また、平成16年に営業を始めました「虹のホールにいがた」は、組合員、地域の皆さまにご利用いただき、おかげさまで、昨年11月16日にオープン10周年を迎えることができました。ご愛顧いただきました皆様に感謝申し上げるとともに、今後もご利用いただけますよう信頼される心のこもったサービスで、更なる認知度向上と利用拡大を図ってまいりたいと思います。

ところで、本年は温厚、やさしさ、やわらかなイメージが頭に浮かぶ羊年です。東日本大震災の爪跡がまだまだ多く残る中、思いもよらぬ御嶽山の噴火も記憶に新しく、東京直下型地震や南海トラフ地震、富士山の噴火、TPP、JA改革といった心配語句・事柄が並ぶ昨今ではありますが、どうか平穏無事で農業後継者が多く育つ、明るい未来につながっていく一年であってほしいと心から願っております。

次期第四次中期三カ年経営計画(平成27年〜29年)に基づき、農業所得の向上と遊休・不稼働資産を含む施設整備等を念頭に、組合員の幸せと、安心して暮らせる豊かな地域社会づくりを目指して、より一層事業内容の充実を図り、地域の皆さま・組合員の皆さまに愛される「よりどころ」としてのJAづくりに邁進するとともに、計画・実践が「羊頭狗肉(ようとうくにく)」に終わらないよう、皆様方と一緒になり各種事業を展開してまいりたいと考えております。

本年度も何卒、ご指導、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げ年頭の挨拶とさせていただきます。

新潟市農業協同組合
代表理事組合長 坂井 一郎
役職員一同