新年のごあいさつ
自己改革の実践と持続可能な農業の実現に向けて
代表理事組合長 石山 德行
新年あけましておめでとうございます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。輝かしい令和2年の年頭にあたり、組合員ならびに地域の皆さまのご健勝を心からお祝い申し上げます。旧年中は、当JAの各事業に特段のご理解とご協力を賜りましたことに対し、心より感謝を申し上げます。
令和元年の管内農業は、8月14、15日の台風10号のフェーン現象による異常高温や乾燥など、極端な天候不順の影響を受け、早生品種、コシヒカリ等に品質の低下が見られ、中でもコシヒカリ一等米比率は10%と今までにない品質となりましたが、作況指数は「100」となり、生産者の皆さまからは、出荷契約を上回る31万6千俵の集荷をいただき、心から御礼を申し上げます。
また、全国の作況指数についても「100」となり、極端な米余りは回避できたものの、米の消費量が従来以上に減少してきていることから、本年の作付けに当たっても需要に応じた品種構成や水田フル活用を目指した水田活用米穀の生産にもご協力をお願いいたします。
高い品質を誇るJA新潟市の園芸農作物も、猛暑の影響で収量・価格ともに平年を下回りましたが、美味しさでは高い評価をいただいており、いくとぴあ食花内にある直売所「キラキラマーケット」の令和元年度の売り上げについては、目標を上回り、4億円を超えることができました。今後もJA新潟市産農産物の生産と販売に最大限の努力を重ねてまいります。
さて、ご案内のとおり昨年6月から、下越南6JAで合併研究会を重ねておりますが、今後、合併研究の具体的な内容については、組合員の皆さまには広報誌等を通じてお伝えしてまいります。
令和2年度は、中期3ヶ年計画の中間年度となり、JAにおいては、自己改革の取り組みを継続していくとともに、将来にわたって持続可能な経営基盤を確立、強化していくため営農施設や集荷施設の集約整備を進めるとともに、店舗、ATM再編等の事業改革に取り組んでまいらなければなりません。事業環境の変化に対応しつつ、組合員の営農と暮らしを守る改革であり、ご理解をいただく努力を重ねてまいります。
今年も組合員、地域の皆さまのより一層のご支援とご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。