新年のごあいさつ

持続可能な経営基盤の確立へ

代表理事組合長 石山 德行

代表理事組合長 石山 德行

新年あけましておめでとうございます。

謹んで新年のお慶びを申し上げます。輝かしい令和5年の年頭にあたり、組合員ならびに地域の皆さまのご健勝を心よりご祈念申し上げます。旧年中は、当JAの各事業に特段のご理解とご協力を賜りましたことに、心より感謝を申し上げます。

令和4年も新型コロナウイルス感染症の蔓延により、新潟市内でも多数の感染者が確認され、当JAでも感染拡大の防止に努め、組合員、役職員の健康維持、事業継続の観点から感染防止対策を徹底し事業を進めてまいりました。感染症の影響がやや落ち着き持ち直していますが、一刻も早い事態の収束を願っております。

令和4年の管内農業は、6月前半の低温、日照不足、お盆過ぎの日照不足、9月の高温乾燥など天候不順の影響を受け、作況指数98「やや少ない」となり、中でも「こしいぶき」の一等米比率41%と低位となりましたが、春に出荷契約をいただいた59万袋を確保できました。出荷いただいた生産者の皆さまに感謝申し上げます。

国全体の令和4年産主食用米作付面積は、昨年対比で5.2万haの削減となり、一定の需給改善が見込まれるとされていますが、依然として民間在庫数量は多く、今後の需給や国の対策等注視し、令和5年産についても、引き続き需要に応じた生産と水田フル活用に取り組むことが必要であり、ご協力をお願いいたします。野菜も果樹も天候不順の影響で収量、価格とも平年を下回りましたが、美味しさでは高い評価をいただいており、キラキラマーケットは年々来店者、販売額も伸びており、今後もJA新潟市産農産物の生産と販売に最大限の努力を重ねてまいります。

さて、令和5年度は中期3カ年計画の中間年度となります。10年後に目指す姿を示し、その実現に向けて、JAが総合事業としての機能を発揮し続けるため、早期警戒制度への対応を含む持続可能な経営基盤の確立・強化していくための営農施設の集約整備、金融施設の集約や窓口機能の変更等の事業改革に取り組んでまいります。時代の変化に対応しながらも組合員の営農と暮らしを守る改革であり、ご理解をいただく努力を重ねてまいります。

今年も組合員、地域の皆さまのより一層のご支援とご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。