新年のごあいさつ
コロナに負けず、持続可能な経営基盤の確立を
代表理事組合長 石山 德行
新年あけましておめでとうございます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。輝かしい令和3年の年頭にあたり、組合員ならびに地域の皆さまのご健勝を心からお祝い申し上げます。旧年中は、当JAの各事業に特段のご理解とご協力を賜りましたことに、心より感謝を申し上げます。
令和2年は新型コロナウイルス感染症の蔓延により、新潟市内でも多数の感染者が確認されました。当JAでも感染拡大の防止、組合員・役職員の健康維持、事業継続の観点から感染防止対策を徹底し、事業を進めてまいりました。しかしながら、未だ予断を許さない状況が続いており、一刻も早い事態の終息を願っております。
令和2年の管内農業は4月の低温、7月の長雨、8月下旬の異常高温等の極端な天候不順の影響を受け、コシヒカリの一等米比率で69.3%、五百万石37.7%でした。その様な中でも作況指数は『101』となり、生産者の皆さまから出荷契約を上回る30万5千俵の出荷をいただくことができました。心より御礼を申し上げます。
また、米の消費量の減少が年々大きくなっている中、さらにコロナ禍で業務用米の減少もあり、需給緩和による影響を回避するためにも、本年の作付けにあたり需要に応じた品種構成や水田活用米穀の生産へのご協力をお願いいたします。
園芸農産物に目を向けると、高い品質を誇るJA新潟市の園芸農産物も天候不順の影響で収量・価格とも平年を下回りましたが、美味しさでは高い評価をいただいており、直売所キラキラマーケットの令和2年度の売り上げは、目標を上回り5億円を超えることができました。今後もJA新潟市産農産物の生産と販売に最大限の努力を重ねてまいります。
さて、令和3年度は中期3カ年計画の最終年度となります。JAにおいて自己改革の取り組みを継続していくとともに、将来に亘って持続可能な経営基盤を確立・強化していくため営農施設や集荷施設の集約整備を進め、店舗・ATM再編等の事業改革に取り組んで参らなければなりません。事業環境の変化に対応しつつ、組合員の営農と暮らしを守る改革であり、ご理解をいただく努力を重ねてまいります。
今年も組合員、地域の皆さまのより一層のご支援とご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。